ローデット/アーマーガア♂ 27歳 俺/君、お前
「仕事があるんだろう、さっさと行け、俺に構うな」
ナックルに住むとあるポストマンのパートナー。表情の変化に乏しい淡白なお兄さん。
事なかれ主義で他人とは一線を引きがちだが、己で決めたことは貫き通す頑固さを併せ持つ。
元地区大会上位常連で、数年前にトレーナーと共にジムチャレンジに挑戦していたが敗退。その後トレーナーが引退・就職した。
敗退時に折れていくトレーナーを見ていたことで無自覚にトラウマを抱えており、
敗退ジムの得意タイプであった炎タイプを見ると体調が崩れてしまう。
まだトレーナーと夢を追っていたい自分と、ままならぬ体調、仕事に明け暮れている現状の間で憤りを抱えている。
一般的には上の下程度の実力のため、周りからは強いという評価をされているが、本人評価は低く、そのギャップにも思うところがあるようだ。
捻くれた方向に表に出てくることが多いが、愛の重いトレーナー大好き勢。
トレーナーに不調を隠そうとしており、そのためなら何でもする方向で無理を働いている。
トレーナーは現在彼の空中戦以外のバトルへの選出を控え気味であり、それが更にローデットの焦りを増幅させている。
実戦回数の少なさを補おうと夜中に独断でボールを抜け出して鍛錬を行っている。
忙しい日々の中でかつての悔しさを風化させてしまうことを許せずにいるため、そういった気持ちを忘れずに足掻こうとするウォズの生き方に安心しているところがある。
ウォズには不調で倒れたところを見られており、交換条件と共に彼の住処を隠れ家的に休息場所として利用している。
彼に介抱を押し付ける代わりにウォズの住処の中では彼の望む行為に従っている。
ウォズとは似た者同士であり、様々な部分で言葉にせずとも感覚的に共有出来ている部分が多いため、言葉を交わすことは少ない。
その反面環境要因や人間に対する考え方で相容れない部分が多く、互いに地雷を踏み抜くと大喧嘩となる。
本人が「自分は恋愛には向かない、その部分の感情が抜け落ちている」と自覚しているため、恋愛的に好意を向けられた場合は断るしか選択肢がない。
それを知るウォズが選んだのは――。
不調の本当の原因は勝手に就職を決めてしまったトレーナーへの不信感と、彼が折れていく中何も力になれなかった己への無力感が故。
将来的にはアリシアに背中を押される形でトレーナーと歩み寄り、症状は寛解していく。いつかバトルに復帰する頃には、優しい笑顔も元に戻るはず…である。
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